
理学療法学科の森下元賀教授、大田瑞穂講師、野中嘉代子講師、岡本伸弘助教が、座っている姿勢が咀嚼筋活動に与える影響に関する論文をJournal of Oral Scienceという雑誌に発表しました。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/josnusd/68/2/68_25-0366/_pdf
これまで高齢者などで姿勢が悪いまま食事をしていると、飲み込みにくく、むせやすいことは広く知られていました。しかし、噛むことと姿勢の関連についてはそれほど知られていませんでした。
森下教授らは、普通の椅子に座っている場合、足がつかない状態で座っている場合、不安定な板の上に座っている場合の3つの条件で、グミを噛んだ時の咀嚼筋、首の筋肉の分析をしました。その結果として不安定な姿勢になればなるほど咀嚼筋や首の筋肉(僧帽筋)の活動が増えることを明らかにしました。これは食事の時に座っている姿勢が不安定であれば、食べ物を噛むのに余計な力が必要になることを示しています。
座っている姿勢を調整したり、座るための身体能力をつけていくのは理学療法士の仕事です。効率よく、美味しく食べるために姿勢を整えることも理学療法士が支援できる仕事です。