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テクノロジーの進化に伴い、高度な機能を持つ先端的な機器を理学療法に活用し、治療効果を高めることができる理学療法士が求められる時代です。科学技術を活かした未来の理学療法を創造できる人材、そして、未来の健康観や価値観の変化に対応できる人材を育成します。

医工連携の実現により、先端科学を理学療法に活用する

科学技術を活かした理学療法の未来とは

理学療法学科では、医学と工学が融合した高度先端医療の知識と技術を学び、テクノロジーを駆使した新たな理学療法の創造を目指します。

高齢者がVR(仮想現実)を見ながら運動を行う―
麻痺して動かない手足をロボットや電気刺激で動かせるようになる―
歩けなかった人が最先端の機器を使って歩けるようになる―
手足を失った人が最先端の義肢を使ってスポーツを楽しめる―

医工連携を基盤とした新たな理学療法を創造し、
未来の健康を守り、未来のリハビリテーションを変える。
それが理学療法学科のコンセプトです。

なぜ今、医工連携を掲げるのか?
「社会」×「テクノロジー」×「医療」の未来

社会構造の変化による社会課題と
テクノロジーの進化

その時、未来の医療に求められること

今後の超高齢化社会では、「労働力問題」「医療問題」「社会保障問題」といった新たな社会的課題が生じると考えられています。一方で、科学技術は加速的に進化し、AIが人間並みの知能を備えるようになるとも考えられています。そうした未来の社会はSociety 5.0と呼ばれ、医療においては「病気の早期発見」「個人に最適な治療」「ロボットによる生活・介護支援」などのニーズが拡大すると考えられています。また、そのために、リアルタイムに計測されたあらゆる生体データをAIで解析し、医療に活用していくことが求められています。

人機融合、共生社会を実現する医療人を目指して

どれだけ科学技術が進歩しても、患者に寄り添い、心身を支える医療人であることが大切です。

健康とは―
幸せとは―
生きるとは―

社会構造の変化や科学技術の進化により、様々な価値観も変化することが考えられます。
理学療法学科では、テクノロジーを駆使した新たな理学療法を創出できるとともに、新時代の多様な価値観を受容し、共生社会を実現する医療人を育成します。

独自のユニット制教育で、高度専門分化する理学療法に対応

  • 神経
    理学療法
    ユニット

  • 基礎
    理学療法
    ユニット

  • 運動器
    理学療法
    ユニット

  • 呼吸循環器
    理学療法
    ユニット

  • 地域
    理学療法
    ユニット

各ユニットの高度な知識と技術を身に付け、高度専門分化する医療に対応できる人材へ。

同じ専門性を持つ教員がユニットを構成し、学習科学に基づき綿密に設計された授業を展開。4年間にわたって各ユニットの専門性を「横断×縦断」学習することにより、高度な知識と技術を身に付けます。

1つの授業を1人の教員が教えるのではなく、専門性の高い2~4人の教員が同時に教えることにより、ディスカッションやプロジェクトを織り交ぜた授業を可能とし、次世代に適応するための問題発見能力・思考力・分析力・判断力・創造力を育成します。

4年間を通して研究スキルを身に付け、キャリアの扉を開く

ユニット制教育は学生の研究力向上にも効果的。1年次に各ユニットの概要を知り、2年次にユニット特有の研究機器を体験し(ユニットローテーション)、3年次と4年次には自分が興味を持ったユニットを選択して卒業研究を行います。

高度専門分化する医療に貢献し得る研究スキルを修得

産学官連携の新たな展開へ向けて

先端技術と大規模データを活用し、科学的根拠に基づいた理学療法の創出を目指します。
他大学・研究機関・企業・行政との連携を強化し、国内外の最新技術・幅広い知見を取り入れた研究環境を整備するとともに、27のグループ病院が臨床研究をバックアップし、医療現場のニーズに沿った研究を実践します。

研究対象は健康増進や予防医療へ発展

科学技術の進化に伴い、様々な機器の小型化が実現し、運動時の力学的データや生体データを容易に計測できるようになりつつあります。
理学療法学科では、そうした計測科学を活用し、高齢者の介護予防、就労者の職業病予防、スポーツ選手の障害予防、児童・生徒の正常発達や健康増進など、研究対象を人々の健康や予防医療へと拡大し、いつでも・どこでも・誰でも自分らしく生きることができる社会づくりを目指します。

患者像の多様化が予想される、人生100年時代。理学療法士の活躍の場は、様々な分野へ広がっていく。

理学療法士の活躍の場は、従来の医療・介護領域にとどまらず、スポーツ領域、予防領域、メンズ・ウィメンズヘルス領域、学校保健領域、産業領域、企業・研究領域へと拡大しています。
理学療法学科では、高い専門性を有する教員陣、県内5大学最大の教員数、学科独自のユニット制教育、関連病院施設の完全バックアップにより、学生個々の将来を切り拓きます。

取得可能な資格
理学療法士国家試験受験資格
  • 医療領域

  • 介護領域

  • スポーツ領域

  • 予防領域

  • メンズ・ウィメンズヘルス領域

  • 学校保健領域

  • 産業領域

  • 企業・研究領域

  • 医療領域

    病院やクリニックなど医療保険が適用となる施設において、様々な疾患により日常生活が困難となった人々の復帰を支援します。小児から高齢者を対象に、神経系疾患、運動器系疾患、呼吸循環器系疾患、代謝系疾患など幅広い疾患に対応しています。

  • 介護領域

    介護老健保健施設など介護保険が適用となる施設において、様々な疾患により日常生活が困難となった人々の生活を支援します。また、高齢者が人生の最期まで住み慣れた地域で自分らしい暮らしを送れるように支援します。

  • スポーツ領域

    外傷によりスポーツ活動が困難となった人々に対し、より良い状態でスポーツ復帰が可能となるよう支援します。また、スポーツの種目やレベルを問わず、スポーツ能力の向上やスポーツによる外傷や障がいの予防をはかります。

  • 予防領域

    人々がいつまでも健康でいられるように、メタボリックシンドローム、ロコモティブシンドローム、廃用症候群など、障がいを引き起こす恐れのある症候の発症や再発予防を支援します。

  • メンズ・ウィメンズヘルス領域

    男性・女性それぞれに特有の健康問題に対し、生物学的ならびに社会的に支援します。特に女性の妊娠・出産に伴う身体的な変化やトラブルのケアに関わる理学療法士が増えています。

  • 学校保健領域

    児童・生徒の発達過程における健康増進や障がい予防を支援します。また、特別支援学校教諭とともに障がいを持った児童・生徒の特別支援教育に関わる理学療法士も増えています。

  • 産業領域

    就労者の健康増進や、様々な職種における労働災害や職業病の予防、外傷や疾病により就労が困難となった人々の復職などを支援します。

  • 企業・研究領域

    企業や研究機関において、健康の維持・増進やリハビリテーションに活用できる機器やロボット、アプリなどの開発を支援します。行政と協力して大規模なデータを収集・分析する理学療法士も増えています。

教員紹介

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    稲川 利光TOSHIMITSU INEKAWA

    看護学部 看護学科
    学部長・教授

    学位 学位が入ります
    専門分野 学位が入ります
    担当科目 学位が入ります
    研究テーマ 学位が入ります
    リサーチマップ 学位が入ります
    所属学会 学位が入ります
    社会活動 学位が入ります
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    永﨑 孝之TAKAYUKI NAGASAKI

    リハビリテーション学部 理学療法学科
    教授(学科長)

    学位 博士(工学)
    専門分野 理学療法学
    研究テーマ リハビリテーション(理学療法)機器開発
    リサーチマップ https://researchmap.jp/revo-3749
    所属学会 日本理学療法士協会
    日本支援工学理学療法学会
    日本理学療法教育学会
    福岡県理学療法士会
    日本リハビリテーション工学協会
    理学療法科学学会
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    玉利 誠MAKOTO TAMARI

    リハビリテーション学部 理学療法学科
    教授

    学位 博士
    専門分野 脳計測科学,動作分析学,教育工学,教育心理学
    研究テーマ 1)MRIを用いた脳のStructural Connectivity & Functional Connectivityの解析
    2)Virtual Reality,Neuromodulationを用いた理学療法の開発
    3)3次元動作解析装置を用いた身体運動の解析
    4)協同学習による教育効果
    リサーチマップ https://researchmap.jp/tamari-22
    所属学会 日本ニューロリハビリテーション学会,ヒト脳機能マッピング学会,日本高次脳機能障害学会,日本認知神経リハビリテーション学会,日本神経理学療法学会,日本支援工学理学療法学会,日本基礎理学療法学会,日本理学療法教育学会,日本教育工学会,日本協同教育学会
    社会活動 日本神経理学療法学会 理事,日本ニューロリハビリテーション学会 評議員,日本理学療法士協会 代議員,福岡県理学療法士会学術局学会部長
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    山口 浩雄YAMAGUCHI

    リハビリテーション学部 理学療法学科
    特任教授

    学位 医学博士
    専門分野 脳神経内科学
    研究テーマ 神経変性疾患のリハビリテーションと治療法開発
    所属学会 日本神経学会,日本内科学会,日本神経治療学会,北米神経科学学会(Society for Neuroscience)
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    関矢 仁ZIN SEKIYA

    リハビリテーション学部 理学療法学科
    学部長・教授

    学位 学位が入ります
    専門分野 学位が入ります
    担当科目 学位が入ります
    研究テーマ 学位が入ります
    リサーチマップ 学位が入ります
    所属学会 学位が入ります
    社会活動 学位が入ります
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    溝田 勝彦KATSUHIKO MIZOTA

    リハビリテーション学部 理学療法学科
    教授

    学位 経営学修士
    専門分野 地域理学療法
    研究テーマ 地域在住高齢者の介護予防,健康増進
    所属学会 日本理学療法士協会
    日本PNF学会
    認知神経リハビリテーション学会
    日本ボバース研究会
    日本健康支援学会
    日本ヘルスプロモーション理学療法学会
    日本動物理学療法研究会
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    古後 晴基HARUKI KOGO

    リハビリテーション学部 理学療法学科
    教授

    学位 博士(医学)
    専門分野 リハビリテーション科学,健康科学,スポーツ科学
    研究テーマ キーワード:寛骨大腿リズム, 浮腫,循環動態,腰痛症,一側優位性,柔軟性,関節弛緩性,スポーツ傷害,競技特性
    リサーチマップ https://researchmap.jp/02200220
    所属学会 日本運動器理学療法学会,日本予防理学療法学会,日本スポーツ理学療法学会,日本基礎理学療法学会,日本運動器疼痛学会,理学療法科学学会,日本ヘルスプロモーション理学療法学会,日本健康支援学会,日本肩関節学会,日本整形内科学研究会,日本生理人類学会
    社会活動 日本ヘルスプロモーション理学療法学会の評議員
    日本予防理学療法学会の理事
    日本がんリンパ浮腫理学療法研究会の理事
    その他 Journal of Physical Therapy Science 2010年度 優秀論文賞(筆頭),日本ヘルスプロモーション理学療法学会 第4回学術集会 大会長賞,理学療法科学 2018年度 優秀論文賞(筆頭),日本ヘルスプロモーション理学療法学会 第9回学術集会 大会長賞
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    松原 孝俊MATSUBARA

    リハビリテーション学部 理学療法学科
    教授

    学位 修士(文学)
    専門分野 東アジアの文化交流
    担当科目 「アジアの文学」,「福岡の歴史と文化」
    研究テーマ 医療人文学の創出。東アジアの文化交流--特に、前近代における日本・中国・朝鮮・琉球の文人ネットワーク
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    田中 真一SHINICHI TANAKA

    リハビリテーション学部 理学療法学科
    准教授

    学位 医科学修士
    専門分野 運動器理学療法,運動器の疼痛,解剖学
    研究テーマ 慢性痛による精神心理状態が運動能力に及ぼす影響について
    体幹筋群と胸郭の運動との関連性についてー解剖学的視点からー
    リサーチマップ https://researchmap.jp/tawakanaka-a--a
    所属学会 日本理学療法士学会
    日本解剖学会
    日本ヘルスプロモーション理学療法学会
    日本ペインリハビリテーション学会
    社会活動 各市町村の体力測定会(子ども~高齢者)の実施
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    小西 裕之HIROYUKI KONISHI

    リハビリテーション学部 理学療法学科
    准教授

    学位 博士(医学)
    専門分野 スポーツ健康科学,コーチ学
    研究テーマ 動感運動の分析
    所属学会 体力・栄養・免疫学会
    日本アスレティックトレーニング学会
    社会活動 アテネ・北京オリンピックテレビ解説(NHK)・体操競技
    その他 World Olympians Association
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    齊藤 貴文TAKAFUMI SAITO

    リハビリテーション学部 理学療法学科
    講師

    学位 博士(人間環境学)
    専門分野 運動器理学療法,慢性疼痛の疫学,ペインリハビリテーション
    研究テーマ ①慢性疼痛の危険因子・保護因子の探索および脳画像研究
    ②ウェアラブル触覚センサによる触診定量化および遠隔触診システムの構築
    リサーチマップ https://researchmap.jp/saito.t
    所属学会 日本理学療法士協会
    日本運動器理学療法学会
    日本運動器疼痛学会
    日本ペインリハビリテーション学会
    日本慢性疼痛学会
    日本健康支援学会
    社会活動 日本理学療法士協会代議員
    福岡県理学療法士会代議員
    福岡市介護認定審査委員
    大野城市PTCS活動「寺子屋連携共育事業」ランドセルクラブ運動担当
    その他 認定理学療法士(運動器)
    いたみ専門医・専門医療者
    介護予防推進リーダー
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    岡 真一郎SHINICHIRO OKA

    リハビリテーション学部 理学療法学科
    講師

    学位 博士
    専門分野 姿勢制御,転倒予防,方向転換,前庭機能,経頭蓋電気刺激,体性自律神経反射
    研究テーマ ・平衡機能障害に対するニューロリハビリテーションの開発
    ・ヒトを対象とした体性自律神経反射を利用したリハビリテーションの開発
    ・大腿骨近位部骨折患者の股関節機能再建と転倒予防プログラムの開発
    リサーチマップ https://researchmap.jp/soka
    所属学会 日本基礎理学療法学会
    日本臨床神経性理学会
    日本自律神経学会
    日本めまい平衡医学会
    日本前庭理学療法研究会
    理学療法科学学会
    社会活動 日本前庭理学療法研究会理事
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    吉澤 隆志TAKASHI YOSHIZAWA

    リハビリテーション学部 理学療法学科
    学部長・教授

    学位 学位が入ります
    専門分野 基礎理学療法学,運動器理学療法学,理学療法教育
    研究テーマ 筋力と重心動揺との関係,iPadを用いたICT教育効果
    リサーチマップ https://researchmap.jp/t_yoshizawa
    所属学会 日本理学療法士協会,専門リハビリテーション研究会,理学療法科学学会,日本リハビリテーション教育学会,日本ヘルスプロモーション理学療法学会
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    北村 匡大KITAMURA MASAHIRO

    リハビリテーション学部 理学療法学科
    講師

    学位 博士(保健学),神戸大学
    専門分野 内部障害系の理学療法,心臓リハビリテーション,高齢者の理学療法
    研究テーマ 循環器疾患・呼吸器疾患の理学療法に関する研究
    地域在住高齢者のサルコペニア・フレイル予防に関する研究
    ウェアラブルデバイスを用いた研究
    リサーチマップ https://researchmap.jp/MKpt-researchmap
    所属学会 日本理学療法士協会
    日本心臓リハビリテーション学会
    理学療法科学学会
    日本サルコペニア・フレイル学会
    日本循環器理学療法学会
    日本予防理学療法学会
    日本地域理学療法学会
    社会活動 神戸大学大学院保健学研究科 研究員
    日本循環器理学療法学会 標準化委員会委員
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    坪内 優太YUTA TSUBOUCHI

    リハビリテーション学部 理学療法学科
    助教

    学位 博士(医学)
    専門分野 整形外科学,リハビリテーション医学,予防医学
    研究テーマ 骨代謝疾患の予防および難治性骨折の新規治療法開発に向けた基礎研究
    リサーチマップ https://researchmap.jp/ytsubouchi
    所属学会 日本理学療法士協会
    日本骨粗鬆症学会
    日本骨代謝学会
    日本リハビリテーション医学会
    日本性差医学・医療学会
    日本骨格筋電気刺激研究会
    日本股関節学会
    社会活動 日本理学療法士協会 理学療法ハンドブック作成部会
    大分県OLSネットワーク 世話人
    その他 大分大学医学部整形外科 客員研究員
    運動器理学療法専門理学療法士
    介護予防認定理学療法士
    骨粗鬆症マネージャー
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    野中 嘉代子KAYOKO NONAKA

    リハビリテーション学部 理学療法学科
    助手

    学位 修士
    専門分野 医療管理学,教育学
    研究テーマ 自己調整学習,協同学習,臨床実習
    リサーチマップ https://researchmap.jp/k.nonaka
    所属学会 理学療法科学学会 日本リハビリテーション教育学会 日本ヘルスプロモーション理学療法学会
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    大田 瑞穂MIZUHO OTA

    リハビリテーション学部 理学療法学科
    助手

    学位 修士(保健医療学)
    専門分野 脳卒中,動作解析
    研究テーマ モーションキャプチャーを使用した動作分析
    リハビリテーションツール(装具・電気刺激機器・リハロボット)の効果検証
    リサーチマップ https://researchmap.jp/mizuho.ota
    所属学会 日本神経理学療法学会 日本支援工学理学療法学会 日本リハビリテーション医学会 理学療法科学学会 臨床歩行分析研究会
    社会活動 第12回日本神経理学療法学会学術集会 事務局長:2015.11
    日本神経理学療法学会第4回参加型フォーラム2020 実行委員:2021.2
    日本理学療法士協会代議員:2020.4~2022.3
    その他 取得資格:認定理学療法士(脳卒中)(管理・運営)
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    入試情報

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